今回は 「わかりやすい表現」の技術の本を読みました!
要約+感想という形ではなく、2章立ての中身まとめ+コメントという形で今回は書いていきます!
わかりにくさの正体
読んだ中で必要なキーワードをピックアップしました。
・解釈が人によってぶれる内容
☆ハイコンテクストを用いがちな日本語の一番の天敵。 甘いものが食べたいといってAさんは"アイスクリーム" Bさんは"あんみつ"を思い浮かべてまったくそれ以降の内容の理解が変わってしまう。
・相手を思いやっていない独自の言葉を使っている。
わかったとは、1次記憶から2次記憶に棚卸できた状態のこと。
☆専門用語を利用したり英語・カタカナ、極論を言ってしまうと日本語しかわからない人に英語でしゃべってるみたいなことですね。
・わかりやすいとは、わかるための情報が整理して届けられていること。
☆素人にいきなり難しい専門用語を言ってもわからない。かみ砕いたりわかる言葉で一つずつ説明が必要であるという意。
・抽象化=多くの項目から小異をきりすて、大同である共通部分に着目することにより、1つのグループとして認識すること。
☆ハイコンテクストにも一部被る時もありますが、ごちゃごちゃ細かいこと言ってないで大筋をとらえること。
まずこの本は、簡単に言うと2本立て。1つがわかりにくいってなんだっけ?を丁寧に解説している本章。次章はすべてわかりやすさを追求するための表現のルールを徹底的に記載しています。
そもそものわかりやすさとはなんなのかを説明するために最初に記憶のロジックや、原因の具体例を挙げて読み手にもわかりやすく伝えてくれているのが好印象です。
実際にこの内容を踏まえて次章のルールでは、徹底的に解説を行っています。
表現のルール
さて、ここなんですがジャンルごとに16のルールがまとまっており、これ自体が既にまとまってくれているためこれを伝えようとしても本の内容をただ書き写すだけになります。
そのため、今回はルールのタイトルだけ記載して起き、詳細は割愛します。具体的なので考えつつ資料作りに励めますよ!ただし、資料自体の作り方の手法が乗っているわけではないので細かいメソッドについてはその時々に必要な本を購入するのが良いと考えます。
- 親切心の欠如
- 受け手のプロフィール未定義
- 受け手の熱意を見極めよ
- 大前提の説明を忘れるな
- まず全体地図を与え、適宜、現在地を確認させよ
- 複数解釈を許すな
- 情報のサイズ制限を守れ
- 欲張るな。場合によっては詳細を捨てよ
- 具体的な情報を示せ
- 情報に優先順位をつけよ
- 情報を共通項でくくれ
- 項目の相互関係を明示せよ
- 視覚特性を重視せよ
- 自然発想に逆らうな
- 情報の受信順序を明示せよ
- 翻訳は言葉ではなく意味を訳せ
さて、これだけでも実は結構意図は伝わりますよね?各ルールのページにはそれぞれ10個ぐらいのCheck Listという形で確認項目があるので一つの資料作るのにこれ全部チェックしてたら慣れるまではすごい時間かかると思いますが、結構無意識にやっている人も多い項目もあると思います。ただし、Check Listということがあってその時々で忘れることもありますので、重要な資料を作る時とかは見ておくとよいでしょうね。。。
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