30代リーマン(社内SE)の資産運用記録

わんちんです。しがないリーマン(社内SE)の資産運用の記録を公開していきます。実践内容・記録が参考になれば幸いです。FIRE/アーリーリタイアを目指しています。

【読書感想文】リーダーシップに出会う瞬間 成人発達理論による自己成長のプロセス

今回はリーダーシップに出会う瞬間という本を読ませていただきました。

 

スコアリング結果・・・非常に良い評価(33/40)

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リーダーシップに出会う瞬間スコア

知恵・・・9点

 口述しますが、自分自身が反応を決めていることであったり、リーダーシップ=影響という点、どこに重きを置いているかなどは基本的に7つの習慣と被っていました。
 ただ、本紙では日本企業の中でまさにあり得る女性役職者の増加を目的とした会社の背景や周りの反応、当人の"想い"がかなりリアルに描かれているためかぶっていると思いつつも読むタイミングによってはこちらの方が良い点がいくつか見受けられるように感じました。

 

知識・・・9点

 本紙に出てくるコアリーダー・エゴリーダーといった言葉の前提には、ロバート・キーガン氏やカート・フィッシャー氏、オットー・ラスキーといった成人発達理論をもとにストーリが練られています。

 利己的段階→他社依存段階→自己手動段階→相互発達段階という段階的に成長をしていく主人公の成長を発達理論をベースに展開されていきます。

 成人発達理論という言葉自体は初めて知りましたが、行動志向パターンが会社員としてよくあてはまる内容であり、7つの習慣の内容と被りつつも改めて振り返りができる内容と感じました。

 

独自性・・・9点

 まさに主人公が管理職にならないかと声掛けされていくところから、よき指導者・メンター・友人・家族が登場し、成長のために何を気づき、どうありたいのかをストーリー仕立てでとても読みやすい仕立てとなっていました。

 さらに主人公は女性であることから、女性目線でも記載があり、非常に女性目線でも良いものなのではないかと思いましためこの点数にしております。

 

モチベーション・・・6点

 ストーリーとしては、よき指導者メンターが出てくるのでそれを踏まえた成功体験やそれでも不安になる心情が書かれており、読み物としてはすんなりとはいってくるものの、心を奮わせるといった内容ではない、シンプルにこのシチュエーションの人に寄り添った形のストーリであったためこの採点です。

 

 

 知恵、独自性、知識が高い読み物でモチベーションが高いものはほぼほぼであったことがないですが非常に優良な本だと感じました。

 

7つの習慣要素

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7つの習慣要素_リーダーシップに出会う瞬間

 

第1の習慣「主体的である」・・・9点

 本紙は、主人公が管理職を目指すにあたり、自分なんかがなってよいのか?まさに葛藤している状態から枠を出るために周りにサポートして自分のコアの想いに気づき、自己実現に向けて踏み出す内容となっております。

 また、自分自身がそれぞれの外部からの刺激を一度自分のレンズを通して反応をしている点も全く同じ内容が書いてあり、自分が何をしたいのか?決定する点については大枠同じ内容があるため高評価となりました。

 

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」・・・8点

 主人公がリーダーシップとはなにか?コアリーダーとしての想いは何なのかを気づき、最終的に自分の想いを実現するためにリーダーとなった後のストーリーも記載がありました。

 7つの習慣では死までを思い浮かべる人生の終わりまでの話ですが、本紙は自分の働き方の思いをどうやって気づくのか?気づいて実現していく流れが記載があるので高評価です。

第3の習慣「最優先事項を優先する」・・・6点

 本紙では最優先事項と少し似ているコアリーダーとしての想いを優先することが記載があったのでいったんこの評価としました。

 

第4の習慣「Win-Winを考える」・・・6点

 自分の想いと相手の立場について本紙では会議等での意思決定の場で例が出されていましたが、自分の想いを譲らずにうまくやる点について記載があったのでこの評価としました。特に人格と人間関係についての記載がかぶっていると感じます。

 

第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」・・・9点

 傾聴については直接記載がないように見えますが、全体を通して主人公は周りに傾聴をしています。その中で相手の想いに気づいたり自分が気づいてなかった想いに気づくことができていました。ストーリー全体としてちりばめられているのでこの点数とします。


第6の習慣「シナジーを創り出す」・・・9点

 第5の習慣に近いです。コアリーダーとして働き始めた主人公は大きく自立した個人となっており、職場のトラブルメーカーのようなキャラクターとも信頼を得て、新たなプロジェクトを動かしています。その中でも人間関係や仕事の進め方のトラブルについて自分の想いを前提に相手を理解しWin-Winを考える姿勢が最終章にまとめられていました。

 この部分も直接的には書いていませんがよく盛り込まれていると感じたためこの点数とします。


第7の習慣「刃を研ぐ」・・・5点

 本紙での自分を磨く内容についてはあまり記載がないです。最初の主体的であることに対して自分の想いは何なのか?を気づくためのSTEPがあったのでその点のみを評価しこの点数です。一番低い点数で間違いないかなぁと思ってます。

 

スコアの詳細は以下の記事で紹介していますので是非ご覧ください。

wantin-asset.hatenablog.com

 

 

読むべき人

最後に本紙を読むべき人は以下のような方々向けと感じます。

男女問わずこれから課長・リーダーになる方

 特に女性視点で記載しているので女性の方がオススメかなと。

既に課長・リーダーになっている方

 特になり立てで、自身のリーダーシップとは何か?が正確にわかっていない・もやもやしている方も一読推奨です。また、それ以上を目指そうとしているのにうまくいかない方も振り返りになるので見てみるとよいと思われます。

課長・リーダー・管理職を目指す方

 日頃から上司(ロールモデル)を見ていてもこういったInput情報がないと簡単には分析ができないと思います。是非参考にしつつ、現場でも視座を高める意識を持ち働いてみると成長速度が変わるきっかけになると考えます。

 

フリーランスとかの人は気にしなくてもよいかもしれません。事業主になる人とかは共通する部分があると思いますのでお勧めです。

 


 

 

 

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